村岡新駅とは?
駅完成イメージ図 (出典:神奈川県) ※パースは現時点でのイメージであり、実際とは異なる場合があります。
湘南地区の代表的な駅として有名なJR「大船駅」とJR「藤沢駅」。
その中間点に、令和14年頃に新駅が誕生する予定です。
令和3年2月に神奈川県、藤沢市、鎌倉市、JR東日本で新駅設置に合意しました。
令和4年3月には、新駅整備に関する事業内容や役割分担等を定め、新駅設置に向けて取り組みを進めています。
村岡新駅(仮称)は、JR大船駅から約2.6km、藤沢駅から約2.0kmの位置、藤沢市村岡地区に設置が予定されています。
このエリアには1985年までは日本国有鉄道(国鉄)の貨物船・湘南貨物駅がありました。
JR東海道本線の東日本の管轄内に新駅が出来るのは、なんと107年ぶりだそうです。
村岡新駅の位置とまちづくり
村岡新駅(仮称)位置 (出典:神奈川県)
新駅が誕生することで、周辺の再開発により新しい街づくりが期待できます。
上の図にあるように、新駅周辺には鎌倉市の「深沢地区」、藤沢市の「村岡地区」があります。
今回は鎌倉深沢地区の取り組みについて調べてみました。
鎌倉市「深沢地区」では・・・
このエリアには、湘南モノレールの沿線があります。
湘南モノレール「湘南深沢駅」から「村岡新駅」までの動線『シンボル道路(仮)』を中心に、
住宅や大規模な商業施設、総合体育館や公園、グラウンドなどを一体化した街づくりを計画しています。
鎌倉市の市役所をこの深沢地区に移転する計画もあります。
出典:湘南地区整備連絡協議会 『村岡・深沢のまちづくり』
鎌倉市では、
「GREEN × INNOVATION ~地球の未来を守る為の鎌倉深沢の新たな挑戦~」をコンセプトに、
鎌倉の歴史ある自然や緑を守る環境配慮型の街づくりを更に進め、深沢地区がエネルギーを持って生み出すイノベーションによって、
日本のみならず、世界、地球規模での課題解決に繋げていくことを目指しています。
深沢地区で目指す「ウォーカブル」
中でも、重要なポイントは
①「居心地が良く歩きたくなるまちなか」→ ウォーカブルなまち だそうです。
深沢地区に予定している新庁舎、公共的広場、商業業務、住宅等が混在する街を十字に広がる骨格動線と歩行者回遊動線でつなぎ、
「賑わい」「移動」「防災・環境」「緑・景観」の実現方針によって、ウェルネスを実現するウォーカブルな街を計画しています。
出典:鎌倉市公式 鎌倉市深沢地区まちづくりガイドライン策定委員会 まちづくりコンセプト
もともと鎌倉の市街地は、緑豊かな山稜に囲まれています。
歴史的古道、細街路、ハイキングコースが各地に巡らされており、自然や歴史を楽しめる多様な歩行ネットワークがあります。
その一方で駅周辺には日常生活に必要な施設や店舗が存在し、自然に親しみながら、都市生活を送ることが出来る地域特性があります。
その特性を活かしてこの深沢地区の「歩きたくなるまちなか」に人々の賑わいを呼び込むことで、地域を活性化させることを目指しています。
出典: 鎌倉市公式 鎌倉市深沢地区まちづくりガイドライン策定委員会 まちづくりコンセプト
まとめ
新駅が誕生するということはハード面で新しい街をつくることだけではなく、
そこに集う人々の交流を生み出し、文化を生み出す改革なのですね。
駅の完成は約10年後とまだ先ですが、活気ある新しい地域への転入を検討する方も増えることでしょう。
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参考文献: ※「村岡、深沢のまちづくり] 湘南地区整備連絡協議会
※「まちづくりコンセプト編」 鎌倉市深沢地区まちづくりガイドライン策定委員会
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